ペットフードの中国産原料に殺鼠剤 アメリカ
2007/04/02/Mon
ペットフードの中国産原料に殺鼠剤 アメリカ
問題のペットフードからはネズミ駆除用の殺鼠剤に使われる薬品が検出された。この薬品は、原料に使われた中国産の小麦のグルテン(粘着性のあるタンパク質)に含まれていた疑いが浮上している。
米国はペット大国であるだけに、事態は前代未聞の“ペットフード・パニック”に発展。米メディアは連日、回収問題を取り上げ、安全なペットフードの入手方法などを特集している。
米食品医薬品局(FDA)によると、少なくとも15匹の猫と1匹の犬が腎不全で死亡した。獣医関係者によると、嘔吐や食欲不振などペットの異常を訴える飼い主が続出している。
ペットフードのリコールを発表したのはカナダ・トロントのメニュー・フーズ社。昨年12月3日から3月6日までに米カンザス、ニュージャージー両州の2工場で製造された犬猫用フードを対象に16日から回収・無償交換を開始した。対象となる犬猫用フードは、缶詰など95種で、これまでに6,000万点が北米で販売されている。
メニュー・フード社はペットフードの有力メーカーで、全米のスーパーで商品が販売されているだけに、波紋が広がった。
こうした中、ニューヨーク州食品安全当局は23日、死んだ猫が食べた製品から、殺鼠剤に使用される「アミノプテリン」が検出されたと発表した。2001年の米中枢同時テロ以後、食品の安全確保のために設立された検査機関が調査にあたった。
アミノプテリンは酵素阻害剤の一種で、米国で抗ガン剤のほか、人工中絶を目的に使われたこともある。だが、胎児の先天異常を引き起こす副作用が判明し、現在は処方されていない。
米当局はアミノプテリンの混入経路の追跡を開始。ABCテレビは23日、ペットフードの原料としてメニュー・フーズ社が中国から輸入した小麦グルテンに殺鼠剤が混入していた可能性があると報じた。AP通信も23日、FDAの話として、「調査の焦点は小麦グルテン」と報じた。
(ペット大国米パニック 中国産原料に殺鼠剤?)
上記では「アミノプテリン検出」と書いてありますが、30日に、米食品医薬品局(FDA)は30日、原料の中国産小麦グルテンに化学物質メラミンが含まれていたと発表しています。人間用の食品に使われたグルテンにも混入がなかったかどうか、引き続き調べているとのこと。
死んだネコの腎臓からもメラミンが検出されているそうです。メラミンは合成樹脂の原料で、アジアでは肥料としても使われるが、ペット食品への含有は禁じられています。ただ、メラミンの毒性があまり高くないこともあり、原因物質はまだ特定されていない。
恐らく、アミノプテリン、メラミンが両者とも含まれていたのではないでしょうか。ともに小麦生産に使用されてもおかしくないように思うからです。メラミンは肥料としても用いられ、一方で殺鼠剤も保管や輸入の問題で使われるのではないでしょうか。
いずれにせよ、今後はペットフードを与える際、飼い主の方がしっかりと安全かどうかに気をつけて与えないとならないようです。
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