「マリと子犬の物語」−船越英一郎さんが共演犬との別れに涙
2007/12/11/Tue
8日、日劇PLEXで実話をベースにした感動作、映画『マリと子犬の物語』の初日舞台あいさつが行われ、船越英一郎、松本明子、高嶋政伸、小林麻央、宇津井健、広田亮平、佐々木麻緒、主題歌を歌う平原綾香、そして猪股隆一監督が登壇した。主演を務めた船越は「スタッフ、キャスト全員で力を合わせ、何よりマリと新潟の皆さんが情熱を込めてくれた作品」と大熱弁。「お知り合いはもちろん、すれ違う見知らぬ人にも宣伝してください」と作品への思い入れを語った。そんな船越は、壇上で少しソワソワしている柴犬のいち(マリ役)を落ち着かせようと、優しくなでたり、抱きしめたりと愛情たっぷり。その様子に、登壇者だけでなく、映画を観終えたばかりの観客たちも、人間と犬とのきずなを再確認していた。
この日は映画の初日であったが、船越にとっては、マリを演じた柴犬と過ごす最後の日となった。撮影はもちろん、キャンペーンで全国各地を一緒に旅した“共演者”との別れは、船越にとっても相当悲しい思いがあったようだ。観客を前にした舞台あいさつで、その悲しみをこらえていた船越も、その後マスコミ向けに行われた囲み取材では、急にこみあげるものがあったのか、目から大粒の涙が。「この1か月は妻よりも一緒に過ごしていたし、毎日キスもしてました。これからも山古志の皆さんには頑張ってほしい」と語る船越の言葉からは、人々の心の支えとなったマリへの感謝、そして、被災地復興への願いが伝わった。
『マリと子犬の物語』は、2004年の新潟県中越地震で被災した旧山古志村(現長岡市)を舞台に、母犬が3匹の子犬を懸命に守ろうとする姿と、それに励まされる人々を描いた感動作。物語のモデルとなったマリは、今も元気だそうだ。
(船越英一郎「妻よりも一緒に過ごし、毎日キスしていた」)
『マリと子犬の物語』のあらすじは、以下のようなものとのことです。
新潟県山古志村に住む仲良し兄妹、亮太と彩。母親は病気で亡くなり、父親と祖父の4人家族だった。ある日、彩は原っぱで捨て犬を拾う。父親が犬嫌いのため、一度は諦めようとするが、彩はひとりぼっちの子犬を見捨てる事ができない。父親も彩の優しい心に負け、一家で飼う事になった。マリと名づけられた子犬はすくすくと成長し、ある日、子犬を3匹産んだ。家族が増えて彩と亮太は大喜び。そんな時、山古志村を悲劇が襲った…。
新潟県中越地震が起こり、彩と祖父・優造が倒壊した家の下敷きになってしまうという事態に陥ります。。マリは必死に倒壊した家の中から2人を助け出そうと頑張るが、マリの力ではどうすることも出来ない…。
自衛隊が救助に来るまでの間、彩と優造のそばを離れず守り続けたマリだが、救助隊のヘリにマリたちを乗せることは出来ず、マリと子犬たちは村に取り残されてしまいます。取り残されたマリたち親子、そして避難所では、マリたちの生存を願う家族の姿がある、という大筋だそうです。
実話がベースであり、災害に翻弄されてしまう人々の様子がまざまざと描き出されているようです。初日舞台あいさつでは、前のお客さん達に気後れしたのか、少し横を向いてしまったりしましたが、船越さんがなだめるようにして、前を向かせていました。映画の中でも、こうした"コンビ愛"のようなものが観られるでしょうか。
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