2008.05.04 (Sun)
亡くなった飼い主に会わせるため、犬を連れ出そうとした少年たち

4月22日にカーター郡コミュニティ当局が路上をさまよい歩いていた雑種犬「ルーク」を発見、動物収容所へ送り込んでいたが、その翌日にルークの飼い主であるサンドラ・ヴィッカーズさん(53)が病気で帰らぬ人となった。
このため、施設側がルークを安楽死させる……という噂が広まることとなり、ウィリー・ジャスティン・ミラー(17)、ジェームズ・トンプソン(18)、そしてマシュー・ゴンザレス(22)の3人がルーク救出のため日曜日早朝に施設内に忍び込んだ。
3人の目的はただ一つ、後日行われるヴィッカーズさんの告別式にルークを連れて行くことだったが、計画は失敗に終わった。
「部屋のドアが開いており、中には犬を抱えた少年が1人立っていました」と地元警察のフェリックス・ヘンダーソン署長はコメント。警察に見つかった少年は当初、「脱走した犬だと思います。施設の前に座っていたところを見つけて連れてきました」と言い逃れしていたが、それが全て嘘であることは明白だった。
実際には施設がルークを安楽死させる、という噂は全くのデマ。ヴィッカーズさんの家族にルークを引き取ってもらうことになっている、と関係者は話している。
(すべては亡き飼い主の告別式に連れて行くため……)
目的やこの少年たちの「思い」は心温まるものかも知れませんが、その方法はやはり間違っていたと思われます。しかるべき方法でルークを亡くなった飼い主に会わせてあげることができたのではないか、と思います。
亡くなったのが53歳とまだ若いと言うことで、「自分が居なくなったら、このペットはどうなるのか」といったことを考えてもいなかったでしょう。飼い主が亡くなったことで、ペットが路頭に迷う、ということはあり得るケースですが、日頃からそうしたことを考える人はやはり少ないのではないか、と思われます。もし方策をとるとしたら、ご近所の方に予め当たっておく、といったことや、親戚の人に頼んでおく、といったことが必要になると考えられます。
株式会社NEXSTAGE(ネクステージ)では、「一生涯預かり」セカンドライフサービスなるものが開始されています。これは、事情などにより生活を共にすることが出来なくなった飼い主や、生活を共にすることが出来なくなる可能性の高い飼い主に、代わり大切なペットを同社が責任をもって一生涯預かっていく、というサービス。もしご不安な方がいらっしゃいましたら、利用してみるのも良いかもしれませんね。
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